起業する上で「法人化」は大きな選択の1つです。私自身、数年前にこの選択を迫られ、多くのリサーチと悩みを経て法人化を決意しました。今回はその時の経験をもとに、法人化のメリットとデメリットを詳しくお伝えします。
法人化のメリット
社会的信用を得られる
法人としてビジネスを展開することは、社会的な信用を築くのに役立ちました。具体的には、新しい取引先との関係構築がスムーズになったり、提案が通りやすくなった経験があります。
取引先が増やしやすい
多くの大手企業は、リスク軽減の観点から個人より法人との取引を好む傾向があります。私の場合も、法人化後、取引先が増え、売上が大幅にアップしました。
融資を受けやすい
実際に銀行からの融資を申し込んだ際、法人としての信頼性が評価され、比較的スムーズに資金調達ができました。
名刺交換しやすい、見栄を張れる
取引の場では、法人の代表として名刺を交換すると、やはり一目置かれる場面が多かったです。また、法人の肩書きは、ブランディングや自己PRにも有効でした。
ビジネスとプライベートの区別
法人化をすることで、ビジネスの資産やリスクから私の個人資産をしっかりと守ることができました。これにより、私自身の生活が安定しました。
法人化のデメリット
自由にお金を使えない
法人としての資金の運用は、個人のものとは異なり、厳格な管理が求められました。特に、無駄遣いをすることなく、計画的に資金を使うことの大切さを痛感しました。
法人住民税の支払い
確かに利益が増えた一方で、法人としての税金の負担も増大しました。特に、法人住民税は、利益に応じて増加するので、しっかりとした管理と対策が必要でした。
税理士の力が必要
確定申告や帳簿の取り扱いなど、専門的な知識が求められる業務が増えました。これにより、税理士のコンサルティングやサポートを頼むことが増え、その費用も考慮する必要が出てきました。
社会保険の支払い負担
従業員を増やすにつれ、社会保険の負担も増加。これは初期の段階では想定していなかった出費であり、その計画性の重要さを再認識させられました。
まとめ
このように、法人化には明確なメリットとデメリットがあります。それぞれのビジネスや事業のステージ、将来のビジョンに合わせて、法人化を検討することをおすすめします。