法人化

【体験談】バーチャルオフィスでも三菱UFJ銀行の法人口座は開設できるのか?

法人化後に重要なミッションでもある、法人口座の開設。最近では、マネーロンダリングのことなど問題となっているため、昔と比べてかなり審査が厳しくなっているようです。そして、さらに厄介なのが、バーチャルオフィスとなっているところです。
実態のないオフィスは、審査に落ちるなどの情報もでまわっているため、かなりグレーゾーンではありました。
そういった中でも、結果として無事に審査通過し開設することができました。
その体験談として、いくつかポイントを共有できればと思います。

なぜ三菱UFJ銀行の法人口座が必要なのか?

最近では、ネット銀行が便利すぎて、ATM手数料無料であったり、振込手数料が激安であったりということで、とても便利なので充分と言えます。
ただ、ネット銀行だけでは社会保険料の支払いや補助金の受け取りなど、手続きができないということが大きいです。そのため、実店舗のある銀行が必要となってきます。
そうした中で、やはり、ネット銀行の次に都銀である三菱UFJ銀行の口座をなんとか開設したいというところです。

ネット銀行では手続きできないこと3つ

  • 社会保険料の口座振替・支払いができない
  • 税金の引き落とし・支払いができない
  • 補助金・助成金等の受取口座に指定できない場合がある

三菱UFJ銀行の法人口座開設はオンライン手続きでOK

なぜ三井住友銀行ではなく、三菱UFJ銀行なのか?

三菱UFJ銀行の法人口座開設は、すべてオンラインで完結できます。

・時間を削って、銀行に行く必要がありません。
・銀行に必要がないので、待ち時間も発生しません
・必要書類はすべてデータでアップロード

三井住友銀行もオンライン手続きを行っていて、快調に画面を進めていたら
途中で店舗選択するときに来店が必要であると気付いたため、断念しました。
店舗によるみたいでした。画面が不親切だなと思います。

三菱UFJ銀行の法人口座開設はオンライン面談でOK

三菱UFJ銀行の場合

審査面談はオンライン面談でOKでした。
あらかじめマイページから希望日時を予約すれば準備完了。

他の銀行、地方銀行などの場合

銀行にもよりますが、審査面談の際には、訪問されることが多いです。
実際に実在するオフィスなのかどうかの審査も兼ねているんだとか。。
バーチャルオフィスだと、そういうわけにもいきません。
住所だけ借りている場合、特にめんどくさいですね。面談日の何時に来るかもわからず、実際仕事しているデスクなど見られるかもしれませんので。

法人口座開設にあたってのバーチャルオフィス問題

本店住所にバーチャルオフィスとして住所を借りている場合、やはり実体のないオフィスであるということで信用してくれないケースがあるようです。
でも必ずダメというわけではなく、審査してみる価値はあると思います。

下調べで、いろんな税理士さんに聞いたところ、「バーチャルオフィスを住所にしていると審査に通らないよ。」というのが大半でした。
自分自身は、キャリアと実績、個人事業主として数年間確定申告しているため信用度は高かったのかなと思っております。
結果として、鵜吞みにせず審査してよかったと思います。

三菱UFJ銀行の法人口座開設は法人化したてでもOK

地方銀行や信用金庫などにも問い合わせたところ、1年間の実績が必要だと言われたケースが多々ありました。
しかし、三菱UFJ銀行では、そんなことはありません。
法人化したばかりの方も多数いらっしゃるとのことでしたので、このあたりは大丈夫そうといえます。

口座開設 申し込み手続き後の流れ

  1. 申込登録
  2. 口座申込情報入力
  3. WEB面談
  4. 書類の受け取り、返送
  5. 口座開設完了
    通帳、キャッシュカードの送付

法人口座開設の審査面談について

オンライン面談ですので、事前予約していた日時にて行いました。
時間的には30分くらいでした。

審査面談の質問内容

  • 法人化した理由は何ですか?
  • 共同経営者いますか?
  • 従業員は?今後の採用予定は?
  • 本人名前、生年月日、住所は?
  • 社名、住所確認
  • 社名の由来は?
  • 資本金は?
  • 定款の事業内容の確認
  • 主な取引先について
  • 今の事業内容、経歴について
  • 2次審査での必要書類
  • 今後の事業展開について
  • なぜUFJをお選びいただいたのか?
  • 他の銀行で開設の手続きはしていますか?
  • 入電の際の電話番号は?
  • 住所確認は郵送物の審査を兼ねてます。
  • 転送不可の郵便物ですが、受け取り可能ですか?

WEB面談後の審査で用意した書類

WEB面談後の審査があるので、書類を提出します。
個人事業主をしていたので、以下の内容の書類を用意しました。
オンラインなので、書類はすべてデータ化が必要です。
PDFで大丈夫かと思います。
契約書は紙面の企業もあるので、スキャンしてPDF化しました。

  • 個人事業主のときの確定申告 × 過去3年分
  • 銀行の入出金明細 3か月分
  • 売上に関連する請求書 3か月分
  • 取引先との契約書

まとめ

個人事業主として実績があれば、バーチャルオフィスでも問題なく審査が通りました。
審査期間は、全部で1ケ月程度でした。WEB面談後に転送不可の書類が送られてきますので、問題なく受け取れるかどうかが重要です。

※この記事が、あくまで個人の体験談としての内容ですので、参考のひとつにしていただければ幸いです。